とき:1月22日(日)、小潮
ところ:鶴見・オオバエ南 
この釣行記をライブドア堀江社長など4人逮捕の報道番組を見ながら書いている

『ボーx喰らった』
喰い渋りを実感してみよう?って考えた…なーんてウソ、考えていなかった。。。。
先週、先々週とモイカ釣りで苦渋を舐めた我輩は、是が非でも今週は気分直しに磯に立とうと思い、師匠にお声がけしたら、速OK。

土曜日の夕方M釣具で落合って、天気予報をTVで見てから先ず蒲江のヤマトの船長に電話を入れた、『海は荒れているし、この所全然釣果が上がっていないから明日は休むよ』っとすげない返事。やむなく鶴見のみや丸の5時便に予約を入れた。

深夜1時半再度M釣具で師匠と落ち合い、コマセを用意して梶寄港に3時半到着。1時間の仮眠。4時半仕度開始、4時50分乗船。風が出始めていた。当番瀬組み優先、半島周りで3組下ろし、残る4人は大島へ…千客万来状態で中々上がれる場所が無い。他の2人はクジラの奥へ、そのころから冷たい雨が降り出した。最後に我々が…行き場が無い状態。思案の末オオバエの裏へ。

取敢えず風が強く成るだろうから風裏で、下げ潮1杯遊べるところと考えたのだったが…。
暗闇に冷たい雨。小雨の中ジッと夜明けを待つ。

夜明けは遅かった。東の空に少し雲の隙間、一瞬まぶしい朝日が射した。其の後天空に厚い雨雲が広がり10時過ぎまでどんより、小雨が降っていた。やがて雲が切れて眩しい日差しが射して来たので、気温が上がり始めた。

さて、我々の釣り座はオオバエの中でも最も釣果を上げ難い所である。良い下げ潮が通す時にはなんとか釣りに成ると言ったところなので、厳しい釣りに成りそうな予感…。

夜が明けたので、取敢えず仕度をユックリ始めたが、上げ潮はゴンゴン左に流れている。飯を喰い、濡れ物を日にかざして乾かし、風裏で暫し不足した睡眠の補充をした。

テッペンに登り、周辺の様子を見た。北の突端部、竿が曲がる…バラシ、又掛ける、今度はゲット…。右手、時折シブキが舞い上がり、潮を被って釣っている。北風が時間の経過と共に強くなって来た。

11時半、チョット様子を見る。潮上に投入、コマセを打つ…仕掛けが馴染んだ頃には正面を通過、あっという間に左手へ…そこには別の竿が見えて居る…で即回収。
12時、再度様子を見るが、ヤッパリ未だ早い。
12時半、流れは緩やかに成りはじめ、流れは少し沖側向きを変え始めた。
やっと師匠が昼寝から起きて来て竿出し。

1時…潮下側で釣っていた師匠の竿(中古で買ったシマノのズーム1.7号)が大きく曲がった。左のサラシ下、瀬際で掛けたらしい。底に突っ込もうとするのを竿で溜めてこらえる、可也の大物だ。数分のやり取りの末タモを構えた我輩の前の海中に彼奴の姿が見えた。ム、?シロイ、『師匠、モノが違うぞ!』

差し入れた我輩のデカーイタモにガバチョと納まったのは、デップリした60aオーバーの立派(?)なイズスミであった。彼奴を海に戻そうとしたところ、タモがカクっと揺るんだ、エッ! パイプの付根の溶接が外れて枠がグラグラになってしまった。なんてこった、外道のお陰で大損じゃ!

その後、潮が徐々に変り始めた。仕掛けを作り直した師匠はその後45a、38a、30aとゲット。潮上の我輩…コマセ掛りとなってしまった様だ。

我輩は必死に潮の流れを掴もうと、瀬際から沖目まで激しく変化する海を観察しながら仕掛けを変えつつ攻めて見るが、下げ潮に成ってから水温は下がり、何処に投げても潮は巻き込んで手前に押して来る。
悲しいかな期待を込めた下げ潮だったが、この釣り座では、今回最悪だった。

昼前のオオバエ北側

時折打ち上げた波飛沫が
バシャーンと釣り人を直撃
する事も有り、寒くて危険な
状況で有った

我々の釣り座
オオバエからコバエを望む

皆、下げ潮に変るまで待機中
姿が見えない(風裏)場所で
昼食でもしている様子
我輩の釣り座前
湧き潮、当たり潮が良く分かる
頻繁に仕掛けを変えながら
厳しい状況に挑戦する師匠
本音:隣りの水道側の釣り座かコバエで竿出しをしたかった。

● さて、悪い潮に大苦戦をしていた頃、お隣りサン達は…
1.コバエ:親子ずれ4人、テントを張り前日からの泊り組みだ。潮の変わり目のチャンスに、メタルジグを振ってポイントを掻き回し、水道沖に有る大事な沈み瀬にジグを根掛りさせて、ギュンギュン、バシっとやり。やがてグレ釣り開始。潮目、ポイントを無視した攻め・・・・A級磯でそんな釣りすんなよ!っとつぶやく。
2.左隣りさん:ハリス部分がとても短く1.2メートルほどで浅棚、軽いし掛け。その後、当たりウキを付け飛ばしウキと団子状態で…喰い渋って速い潮と強風の時にそんな事するか?
3.右隣:1人で名人のお遊び風。ベストポジションだが、攻めの釣りをしていない。釣れて当たり前の潮が行くが、タダタダいけいけどんどん。コマセは始めにチョットだけ。イサキ1匹、小グレ2枚。
しかし、様子を見に来た釣り人に講釈を垂れておった。
だが、講釈を聞いて竿を出した若者2人、要領を得ず。残念ながら一匹も釣れず。
…廻りの事が気に成る釣行で有った。

● なんだかんだ言ってもオオバエ突端はクーラー満タン。松バエでマダイと良型グレ…その他、ボーボー鳥が舞っていた。

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