とき:1月27日(木)
ところ:鶴見大島‐ウノトマリ・ガケ

『偵察釣行』
 今年の1月9日以来の釣行だ。あんまり我慢して居ると、オビョーキになっちゃうかも・・・。寒グレシーズンに入り、鶴見、米水津から活発に情報が飛び交っている。意を決して27日、平日の釣行と強行手段に出た。

 行き先はお気に入りの鶴見、前日仕事を早く切り上げ釣行準備に掛った。先ずオキアミの解凍を手配してから船長に電話をして、様子を聞くと1時便が3人、急ぐことはないよと言われて、5時便に予約を入れた。夕飯後、まつき釣具に行きコマセを一日分一気に作って一旦帰宅、用事を済ませてから深夜1時半出発。ガラ空きの国道10号線を一路佐伯に南下、食料買いにローソンに入ったが…補充30分前で棚は殆どがら空き、残されたものから取敢えず食料と飲料を確保して、梶寄港に到着。駐車スペースに2/3ほどの車。難無く車を止めて、携帯電話のアラームを4時半にセットしてから爆睡。4時半アラームでお目覚め、早速防寒着に着替えて…の前に湯たんぽをカラに(^z^)/…・スッキリしたところで水分補給。荷物を3個(竿ケース、クーラー、バッカン)だけにまとめてから防寒着に着替えたところに、丁度宮丸入港。

 お客は少ない、ビシャゴに3人と1人、大バエに3人。残る私一人、てる丸がウノトマリの前で様子を伺っていたが、Uターンして去って行った。船長があそこは元気な人、若い人じゃないと上げない、xxさんは大丈夫と言ってウノトマリのガケに瀬付けした。ガケの途中のチョットした棚に道具を上げた。永年鶴見の磯に通っているが、ここは始めて上がるポイントだった。
 
 先ずコマセを作り、辺りを慎重に見て回った。右手の窓側、少し上に絶壁の処に何ヶ所かバッカン1個分か半個分ほどの棚が有るが、タモが届かない程の高さ。風が吹いたら始末が悪いし、下手に動くと転落の危険がある。

 6時、写真に見られる様に、この日は潮位が低くくて沈みが顔を出していた、ラッキー! 私が見て知っているこの場所は、何時もウネリの波がマトモニかぶってとても降りられないからだ。
(撮影したのは午後2時です)

仕掛け 
仕掛けをセットする、一瞬の迷い…電気ウキでマズメの一発を狙うか…、しかし、手に取ったのはGREXのなみだM‐Bだった。足元の張り出し根が気になる、竿はヤッパリOREGA1.75‐53、リールD/TOURNAMENT2000に道糸セミサスペンド2.5号、ハリス2号、ハリは寒グレ6号、棚3ヒロでスタート。

実釣
 曇天、微風、波、うねり特に無し。満ち込み7割の時合い、ウキはかろうじて見える。沖の本流は大バエ方向に流れているので、コバエの4人は未だ待機中。釣り座の前は右流れ、30〜50メートル流れて沖に引かれている。
釣り始めは、未だ時々波が被っていたので、写真の釣り座には下りられず、チョット上から釣り始めた。
 
 左側にサラシの払い出しがあるので、その先から右流れに引かれるポイントにコマセを暫く打ちこんでから、朝食を取り、一服してから6時半第一投。オキアミの生、始めは頭を付けた侭様子を伺う。コマセは間隔を置いて多めに打ち込む。カップはSなので多く打つ割に量はそこそこの撒き方。アタリを感じないが餌が綺麗に無くなっていた。盗られ方はキタマクラと読んだ。3回、同じ事を繰り返してから、5号ジンタンをチモトに追加して浮力を殺し感度を上げた。

 今度は先程より潮下の正面に仕掛けを投入して仕掛けを潮に乗せ馴染ませる。風がないのでコマセは極力ピンポイントで仕掛けに同調させる様にと心掛けて追いコマセを一度打って糸を送る…。15メートル沖、20メートル程流れた処でウキが10a程沈んで止る…、道糸を止めて少し張る…、いきなり走った。足の裏サイズの口太チャン。抜き上げて、ハリを外し右奥のワンドに放流。潮の流れは若干変化して沖に潮目を変えながら右流れが続いていた。暫く、正面から流し込み十分コマセを効かせて行く。ウキを押さえて止るパターンが多い。その後同じ様なパターンで6匹。30aオーバーのキーパーが3匹。

 (撮影したのは午後2時、先の瀬方向)

 様子を見て沈み瀬に下りて、先程より更に潮下のポイントを狙う。10メートル程流れたところから沖に引かれる流れ乗せる。そこにコマセが集まって来て居ると読んで、集中的にそこに流し込む。時にギュ-っと竿を絞る引きを味わった。26〜40a程の口太チャンが12匹釣れたが、キーパーは4匹。そして10時過ぎ潮ドマリ。不思議な事に、釣れたグレは10月〜11月に見られた回遊グレと同じ、青緑色を帯びたチョットスマートなグレが釣れた。それまでハリスを3回交換し、ハリは7回結び直していた。その間に、瀬渡し船が通るたびにバッカンを押さえる事暫し…。

 その後の時間が長かった。ラジオで国会中継を聞きながら潮が流れ始めるのを待った。やがて下げ潮の時間、潮は左に流れ始めた。何故かアタリが出ない。棚を深くしたが、ダメ。ウキをスルスルに変えて広範囲に探ってみたが、食って来ない。付け餌さも小さい物。、頭と尾を取ったもの、ムキムキ身と試したが乗って来ない。潮の淀んだところではキタマクラがかじって来る。明らかに水温が低下して、食い渋り現象が始まったのだった。

 昼食休憩を取っていたら、潮の流れが右に変わって来た。仕掛けを又元に戻し、少しコマセを打ってから先ずは正面から探って行く。正面ヤヤ右に坊主が出来る。そこに岩が沈んで居ると読んで、その先に仕掛けを流し込む。右のワンドから出て来る潮が沖にユックリ流れ出る,その手前に潮が当たるところがある…、結局朝に釣れたポイントに近い付近にポイントが出来て居るようだ。棚を竿1本半から徐々に浅くして行ったら、今度は朝より食い込みが悪いが、矢張りウキを押さえて止る当りが出始めた。そ部分の水温を計る事は出来ないが、若干高くなって居たのかもしれない。

 ポツリポツリとグレを捉える事が出来た。何投目かにシモッタウキがピューっと沈んだ、竿を立てた瞬間、一瞬竿先に乗ったがツンと抜けた。回収するとチモトから綺麗に切られて居た。尾長と確信したが、ハリ掛り出来なければ何にもならない。潮の流れはよどんだり、抜けて行ったりと少しずつ変化していった。

 2時頃、小休止。携帯電話の電源を入れた所に、社から緊急電話が掛って来た。野暮用を片付けてから、ついでに写真を撮り、水温を計ると水深2メートルで14.0℃だった。その時チョット小雨が降って来たが、間も無く止み、その後空は明るくなってきた。
 
 潮の流れに強さが出て来たので、ラストチャンスに賭けた。少し大きいのが乗り始めて、最大46aをゲット、この1匹だけ始めてタモで掬った。結局下げ潮で25〜46a6枚。キープ3枚(3時半納竿)の釣果でした。大半は回遊口太の青味を帯びたスマートなグレでした。
(釣果)

◎港に上がって、氷水を抜いた直後、其の侭撮ったチョット乱暴な写真に成ってしまいました。
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