とき:3月14日(火)、大潮
ところ:鶴見・オオバエ
『デカバンゲットの夢破れ…』
休みに働いた御褒美に14日(火)休みに成った。そこで仕事が片付いて暇を持て余し,尚且つ先月以来磯に立っていない師匠を誘って鶴見に釣行したのだが・・・。
運悪く寒の戻りで大荒れだったのでした。
13日の夜、みや丸の船長に都合を聞き、ユックリ出掛けて日中釣りをお願いしておいた。
9時半梶寄到着。“早朝5時便では磯はがら空きだった”と船長談。だが、我々が行った時は大方のポイントには釣り人が入っていた。真っ直ぐオオバエに向かう。コバエに3人、オオバエの下げ潮ポイントに人陰は無い、水道側に接岸し渡礁した。
上がって道具を釣り座に移動していたら…アララ、人は居ないが、岩陰に道具が置いてある。もしやと東側を見に行ったら2人居た!?「何処で釣るの」と問えば「元の下げ潮ポイントに戻って釣ります」と、抜けシャーシャーと申す。
仕方なく先人に敬意を払い、渋々道具を反対側まで運んだので、良い運動をさせられた。ドット汗をかき、同時に戦意喪失!
暫く呆然と海を眺める。悪い事に、先程まで穏やかだった海が、俄かに強く成った北風に波立って…やがて白波が立ち始めた。
1人突端で頑張って居るので、私は突端横に釣り座をとった。師匠は先の瀬向きの釣り座を選び、下げ潮に変り始めた海に仕掛けを投入した。
その時、私の頭には50aオーバーしかイメージが無い。タックルは1.75-53、道糸2.5号、ハリス2.5号二ヒロ、ウキ5B、ハリ7号…棚は4ヒロから1本半を探りながら1時間ほど様子を伺った。何とか40aほどノクチブーを一枚釣ったが、後が続かない。
大潮がまともに突っかけ、且つ風が潮を押すので、潮の流れが気に食わない。暫し風裏で休憩、昼食を取った。突端に居た佐賀から来て居た釣り人も南東側に移動して行った。師匠も苦戦して居る様子、頻繁に仕掛けを変え、時折飛沫をかぶりながらもノーフィッシュ。
潮が満ち込みに変り始めた。海は風に煽られ、時折ウネリを伴って磯を掛け上がり、飛沫を上げて居る。
先ずは正面から仕掛けを投入し様子を見るが、遠投しても追っ付け潮が仕掛けを沖に引っ張らない。少し休んで潮の変りを待った。今度は、釣り座を左に移して、満ち込みの潮を狙うが…反転流が強く、矢張り仕掛けは手前に来てしまう。
そうこうする内、風と波に打ち上げられた道糸が未だ沈み切らない足元の磯にからまり…プッツン。暫く絡まったウキが波にもまれて居たが、ウキがスーっと抜けて浮いてきた、すかさずタモで掬って無事回収。仕掛けを作り直し、又挑戦。
沖に向かって風に逆らいながら仕掛けを遠投して、満ち込みの引かれ潮から沖の本流に流し込むが、風と反転流が仕掛けを手前に運んで来る。呼吸して居た風が弱まった瞬間、仕掛けが潮に乗った。上手く本流に引かれて可也沖で潮に馴染んだ…ウキが消し込んだ。しっかりした手応えに、慎重に手前に寄せ、浮かせにかかったが、重量感の割りに突っ込みが弱い。ウネリに乗せてサラシに浮いたのは、白っぽい魚体だった。ガックリしながらタモ入れしたのは52aのデップリしたイズスミだった。写真を撮ってから、納竿まで水溜りで泳がせおいた。
間も無く師匠がヒット。竿はつの字に、竿先はやや沖に伸びて見るからに大物と分かる。ビーンと張った糸が鳴る。持って居た道具を置き、助っ人に行きながら写真を撮ったその時、竿の緊張がフッと消えたのだった。アアー残念無念!
道糸の高切れだった。沖の潮目でヒットした瞬間、モノ凄いパワーで突っ走ったのを何とか走りを止めて、コチラに向きを変え様とした途端、道糸が飛んだそうだ。引きの感触は間違い無くデカバン尾長のモノだったそうだ。聞いてみると、その前に何度か瀬ズレが有ったそうで、多分その為に道糸にキズが有ったのだろうと、口惜しがっていた。
その後、師匠も移動して私の左手、突端横に来て並んで釣る事にした。師匠はそれまでに30~40aのクチブーを3枚釣って居た。
並んで釣り始めてから、私は2枚追加した。これで合計4枚ゲット(30~42a)。しかし、風と潮が災いして、2人の仕掛けが沖でオマツリし始めたので。納竿とした。水溜りで泳がせて置いた30aのクチブーと、52aのイズスミを海に戻して上げた。
![]() |
ブッツン・・・道糸が高切れした直後 |
![]() |
ウネリを共なった突風が吹く釣り座前 |
![]() |
これがグレなら… |
![]() |
お世話になったみや丸 |
■ 折角、平日にそれも久し振りに師匠と出掛けたのに、疲れる釣行で有った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜end〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜