とき:5月23日(日)、下り中潮3日目
ところ:鶴見・長ウド
≪前哨戦≫
⇒本題に入る前に、余談を一つ・・・・
台風2号が足早に抜けて行った21日(金)、会社の人と2人で別府で飲み盛り上がって明日鶴見へ行こうと話しがまとまった。帰宅したのは午前2時半、それから支度をして就寝3時半。
5月22日(土)
◇ 起床6時、7時に別府を出発して、朝9時半出船で久しぶりに鶴見の磯に出掛けた。 勿論、お世話に成ったのは宮丸です。始めにビシャゴのハナレに向かい様子を覗ったが、未だ台風の去ったばかり海にはウネリが残っていた。船頭と相談したが、2人で渡礁するには1時間早いと判断。断念して高手方向へ向かった。
大島廻りを目指したが、途中の磯は何処も満員御礼状態だった。結局、普段は上がる事の無い、高手南奥の無名磯に瀬上がりしてみた。午後2時迄粘ったがベラばかり。一度、良型らしきクロのアタリを捕らえ、竿に乗せたのだったが、掛りが浅く鈎外れだった。
写真の上方に見えるポイントに渡礁したかった…
☆下げ潮の止まり前、向こうの3人が交互に竿を曲げ、タモ入れして居た。
◇ 午後2時、見回りに来た宮丸でビシャゴに瀬替りした。先客は早々にクーラー満タンの釣果で早上がりだった。それじゃと気負って入れ替わりに渡礁したのだったが、満ちに変った潮は簡単に釣らせてくれなかった。それでも何とか私が4匹(28〜37a),連れが1匹クロを引きづり出して納竿とした。
久し振りに磯の風に当り、竿を出し、クロの顔を見たのでした。
翌日は、OTC杯争奪グレ釣り選手権大会で鶴見は貸切。船頭と話していたら、多分G・謎人は大会の後、釣りに来るだろうと言っていた。
≪忘れ物?≫
帰宅して道具の手入れしていたら、忘れ物をした事に気が付いた。時間も遅かったので、その日は船頭に電話せず翌朝8時過ぎに電話をしたら、忘れ物を預っているとの事。
釣りバカは、それじゃ受け取りに行かなくてはと考え、G・謎人に電話を入れた所、今から出かける所だと言う。それでは,港で会いましょうと話しがまとまった・…・(ヤッパリ)。かくして鶴見グレ釣行の連荘が決定!
<><><><>本題に入る<><><><>
5月23日(日)
『釣りバカ集合』
11時半、梶寄港到着。既にG・謎人は到着していた。久し振りの対面だった。暫くして、ドクさま到着。当店をご訪問頂いておられるそうで、嬉しい初顔合わせとなった。出船まで時間が有ったので、昼食を食べ、コマセを作りながらボチボチ支度をしている間に、続々と“釣りバカ”達(失礼)が到着して来た。顔馴染の常連客が多い。
◎午後1時を廻り、OTCの大会参加者を回収して廻る渡船のエンジン音が響き渡る。
釣りバカ達は早々と支度を済ませ、渡船・宮丸の来るのを今や遅しと首を長くして待
っている。(一人千加丸のお客が居た)
間も無く宮丸が入港して来た。予想よりかなり早かった。残り時間が少ないので、出来るだけ早く大会参加者の回収を済ませて我々を良い場所に渡礁させてあげたいと思う、宮丸船頭の努力の跡が見て取れる。(感謝・感激…である)
宮丸入港
◆ 総勢11人、協力し合って手早く積み込み、あっという間に完了して河岸払いした。真っ直ぐ一番釣果が期待できる【オオバエ】へ直行した。G・謎人が要領良く仕切って速やかに8人を渡礁させ、釣り座のポイントなどアドバイスをして離岸。残ったG・謎人、ドクさんと私の3人を乗せ船首を反し、鶴御半島へフルスロットルでまっしぐら。
鶴御崎
大会終了直後と有って、磯はガラガラ 名礁・長ウドも空いていた
◎釣り座は各自の希望と最後はジャンケンで決定。突端に私、中にG・謎人、小バナ側にドクさんが入った。
実釣開始
◇ 久し振りの長ウド、過去の記憶を辿るが…“遥かにかすんで、遠い思い出の中の如し”で有ったが、自然に気分は高揚して来る。高成る思いをグット抑えながらコマセを作り、サラシ手前に少し打ち込んでからゆっくり仕掛けをセットする。
タックル:竿OREGA1.75、道糸はセミフロートの2〜2.5号、ハリスは1.75〜2.5号、鈎は3〜5号、浮はG2〜2Bとした。
釣り始めは、未だ下げ潮がしっかり流れておりサラシの先端を南に引っ張っていた。始めは様子見ながら、何が当って来るか分からないので太仕掛でスタートした。(鶴見の潮は大分港に近い時間帯で流れる)
釣り始めて間も無くドクさんが中型の尾ナガを連続してゲット。やや遠投気味にサラシの先端で右流れの本流に引かれるように流して居たようだ。
始めの内、暫くサラシからの先端を攻めてポイントを手前に作るようにしていたが、下げ潮本流が次第に強く成って来たので、徐々にサラシの先から大久保尻からの流れ込みと本流とのヨレに手前から流し込むようにしていたら
シモッた浮が海中に走った、しっかりアワセをくれて獲り込んだのはキープサイズの尾長で有った。
次第に本流が手前に押してきて、流れも速く成って来た。潮の変化を見ながら少ーしペースを落として仕掛を投入するが、鈎掛りしてこない。タナを2ヒロから竿一本チョットまで変えたり、ガンダマの打つ位置を変えたりしてみた。竿1本のタナで当りが来た。今度はクチブーだった。その後、沖の本流に流して仕掛を張ったり、緩めたりしながら当りを捉え様としたが、コツンとした手応えが無いまま付けエサのオキアミが無くなる。
そこで仕掛を一段落として、手前のサラシから流し込んで行った。ヨレ付近に有った浮が消し込んだ、竿に乗った引きの感じは尾長!?だった。右の根に突っ込んで行ったので竿を煽って突端に走って上手く突っ込みを交わした。だが〜〜〜〜!姿を見せたのはサンチャンだった。ガックリ!
タモで掬って鈎を外し、裏側に放流してあげた。
5時頃潮止まりになり、私の前の潮が死んだ。潮目に有った泡が止まって漂っているので小休止とした。ところが、間も無くドクさんが良型のクチブーをヒットさせた。小島側の潮は既に満ち込みの潮が行ってる様子だ。
慌てて、仕掛を一段上げて大物に備えサラシの先端から攻めて行った。浮に当りが出るがグレでは無い。
仕掛がゆっくり沈んで行くだけで、エサは取られる。其の内、G・謎人がサバゴを掛けた。餌盗りの正体はこ奴だ。やがて私の仕掛にもサバゴが掛り始めた。やっかいな奴だ、せめてイサキでも食って来ればOKなんだが…と思いつつ、ヒト突っ張り弱のサバゴを鈎から外す。
満ち込みの潮が流れ始めて、3人とも気合が入る。潮は沖目の本流が左へ、右手の大久保側とワンドからの流れが足元の根をかすめながら左へ押して来る。少し波長の長いウネリが出て来た。
サラシの先の引かれ潮に、仕掛を乗せてコマセを打つ…コマセに濁ったシモリ気味の浮が見えなくなった。チョット良い感じの引きがロッドから伝わって来る。無事タモに収めて4匹目をキープした。
その後、潮の当りは益々強くなり潮位も上がり、目の前の海面の表情が一変した。時々シブキを被るようになって来たので釣り座を一段上げた。
私の前には激しい潮のぶつかり合いが出来、ボーズと渦巻きが複数沸き、手前は左から右へ大きな渦の流れが出来る。ところが、私の釣り座の前は張り出し根が有り、その上をウネリで打ち越す強い波が左へ流れてサラシを左前に作る。其の為、ウネリの波で打ち越して払い出した時とそれが止まった時では、まるっきり潮の流れが変る。やがて手前を諦めて右手ヤヤ遠投気味に潮目に乗せるように仕掛を投入して流し、追いコマセを打つようにした。竿を上げて道糸を浮かせて手前の波の影響を避けるようにするのだが、それとて限界がある。仕掛が本流から外れて手前の渦巻きに引き込まれ、もぐってしまう。其の為、ドクさんともG・謎人とも何度かオマツリをしてしまった。ドクさん、G・謎人ゴメンナサイ m(_
_)m。
『痛恨のバ・ラ・シ』
ソロソロ納竿時間が気に成る時間帯。遠投して沖の本流に流し込む…本流は船間の水道に向かってゴンゴン流れているが、ドクさんの左側から強いサラシが沖に払い出して潮のヨレが生じている、その辺りで竿先にツンとアタリを感じた。急いでリールを速巻きしながら竿に乗せた。瞬間的に尾長と感じた。どんどん巻くが追い付かないハヤさであっという間に足元に突っ込まれた。浮は未だ見えて居ないのでかなり深い、と言うか多分底に突っ込んで居る感じだった。一瞬どうさばくか躊躇したその一瞬、彼奴がググーっと突っ込み、フッと竿のテンションが消えた。
(チモトから鈎が無かった)
◆言訳:仕掛が大きく沖側に流れていたので、道糸はかなり膨らんでいた為、巻取りが間に合わず、グレを浮かせながら寄せる事が出来ず、足元深く突っ込まれたのが第一の敗因で、次ぎに一瞬のためらいが、今回の大バラシを演じてしまった第ニの敗因と考える。
◆反省:久し振りに味わった大物(多分)との対決だったが、多いに反省。腕が錆び付いて来たな! いつもならもっと瀬際に出て竿を煽って突っ込みを交わすのだが…と悔やんでも後の祭でした。
その後、納竿までの短い時間コマセがカラに成るまで粘ったが・・・何も起らなかった。
☆今回の釣果…サイズは? 30〜40cm弱ってとこでした。トホホ・・・・
≫今回はG・謎人にはお世話になりました。ドクさんもナイスガイで、ご一緒出来て良かったです。≪
≫お二人さん、今回やらかした失態に懲りずに、又遊んで下さい!≪
☆半日だったが、宮丸とお2人のお陰でとても楽しい時間を過ごす事が出来ました☆
〜〜〜〜参考記事〜〜〜〜
■ 写真下:同じ日、オオバエに渡礁し、クロとイサを釣ってクーラー満タンだった熊本の
コオロギさんの釣果の一部。
(宮丸HPより拝借)
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