とき:2006年10月9日(月)、下り中潮初日
ところ:米水津・沖の作バエから地磯
久し振りに磯に立って来ました!
アベック台風16号17号が九州の東側遠くを北へ足早に去って行った。大分県内各地で稲刈りが始まった3連休。7日8日と仕事だったが、8日は釣り道具を車に積んで出勤。遅くとも3時には会社を出ようと思っていたのだったが…ハプニング発生で時間を大幅に超え、車に乗りこんだのは4時半、ギャ〜〜〜高速飛ばしても有マズメに間に合わなくなちゃった(>_<)//
それでも行くと決めたら止められないのが釣りばかの性(さが)。
佐伯に着いた時は、既に日は山に隠れてしまっていた。
ともかくエトウで必要な物を買い揃え、通い慣れた道を蒲江に向かった。
今回は、“海育ちの哲学者?”久寿米木船長の経営する船釣り、イカダ及び瀬渡し…と多彩な遊びを提供してくれている西野浦釣りセンターである。
駐車場に車を止め、早速船長に電話を入れたら、1時便が有るといわれたので、お願いをした。時間がタップリ有るので、船着きのイカダで竿出しして見たが、ヤッパリ時合いをのがしたら釣れん。底を切るとゼンゴかサバゴ、底に這わせると危険なギュウギュウ・・・(x_x)。午前0時に片付けて、渡礁の準備を始めた。
さー、久し振りに磯に上がれるぞ!道具を揃えて船着場に運び、一服してから着替えをしているところに船長がやって来た。0時45分乗船、ご一緒したのは3人組みだった。
向かったのは沖黒、少し北風が吹いていた。東のサラシを希望したが、風裏のポイントには既に先客がいたので沖の作バエに1人で渡礁する事にした。滑り易い斜面を登る…船長がサーチライトを向けて“滑って海に落ちるなよ!”っと注意してくれた。風よけになる岩影で、足場の良いところに道具をまとめて置き、一息ついた。
沖の作バエ
大きく綺麗な明るい月が昇って、海面がキラキラ光っていた。朝までは約6時間はあるので、迷わずカゴ仕掛をセット、棚竿2本で正面少し右方向の潮目を狙った…然し投入点が手前だった為か、思うように流れて行かない。上げ潮だから鶴御崎に向かって既に潮は流れて行く筈だったが…、可也遠投しないと根掛りする。3投目にしてやっと流れをつかめるようになった。だが…2時間ほど沖側の本流筋を攻めたが全くアタリ無し。投入点を左手、水道側の流れに乗せたりと変えながら探ってみたがヤッパリ反応が無かったので5時過ぎに諦めた。
小休止して、クロ釣りの仕掛を用意した。コマセはパン粉、グレスペ、V9遠投の組み合わせにオキアミ1角。明るくなって潮の流れと瀬際の沈み根を観察した。まだ満ち潮が残っていて、暫くは釣りになりそうだった。
先ず正面から左沖の沖黒との水道側に引かれる潮に狙いを定めてコマセを打ち、仕掛を投入してみた。
仕掛は1.5号53の竿に道糸2号、ハリス1.75、グレ針5号、ウキ2B・M、2ヒロ半の半遊動でスタート。徐々に棚を浅くして行った。北風が左前方から吹き付けていたが、日が上るに連れて風が強くなってきた。其の為、表層流は右に、水道への引かれ潮は左へと完全なニ枚潮になり、浅い棚ではコマセとサシエが同調しない難しいパターン…。
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準備完了 |
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釣り座の反対側 仙崎方向 |
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釣り座左手 沖黒方向 突端の灯台が見える |
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沖黒、東のサラシ を望む水道 |
時々アタリらしきウキの変化は有るものの、針掛りしない。行け行けにして中層の流れに引かせて見たが、ノ-ヒットのまま時間が過ぎ、やがて潮が手前に当たる流れに変ってしまい、根掛りし始めたので…根性無くギブアップ!
満ち込みになるまで遅い朝食休憩とした。夜釣りの仕掛を片付けながら吐息が漏れる …ボーズの文字が頭に浮かぶ。
11時頃、北風は可成り強く吹き始め、白波が立ち少しウネリが出始めた。これから下げ潮だからさして危険は無いだろうが、飛沫が掛り始めたので、道具を一段高い岩影に移動し、潮の変化を観察した。
下げ潮で狙うには、右手足元から沖に伸びた沈み根を交わし、南側の離れ岩西側から沖に抜けて行く潮に乗せる筋がベストだと読んだ。この流れは風と同調する為、仕掛もコマセも投入しやすい。但し、水道から右に廻りこんだら仕掛を回収できなくなるので、下げ始め2時間くらいが勝負だろうか。
日中は日差しが有るので、下げ潮の水温は高いと見て、コマセに残っていたパン粉を追加し、竿は1.5-53、仕掛はハリス1.75、一ヒロ半、ウキはB-M。
投入点は手前の沈み根の潮下、右側の岩の切れ目から伸びるサラシの先と決めて仕掛を投入、コマセを打ち込んだ。
離れとの水道まで流して回収…エサが獲られていた。反応有り!
仕掛を軽く張ったり緩めたりしながら同じように流す…風が強く、飛沫が飛び、頭から背中はびしょびしょ…道糸が走った、遂にグレのアタリを捉えた瞬間だ。反射的にベールを起し、竿を煽りリールを巻きフケをとる…竿に乗った。
心配された沈み根を難無く交わして抜き上げた。貴重な本日の1匹目。オナガ、35cm。ヤッパリ居たんだ、と1人悟知。
その後足の裏サイズを3匹追加…放流。
そうこうして居る内に船長が見廻りに来たので、回収をお願いした。船上には朝ご一緒した3人乗っていて、回収を手伝ってくれた(有り難う御座いました)。
*私はその侭戻ってイカダで夕マズメの鯛を狙おうかと考えて船に乗ったのだったのだが…、例の3人が地磯で夕方迄釣って行くと言い、船長も勧めるので先に地磯に上がってしまった(これ予定外の行動)。
地磯編
風裏で日当りも良く、水深も有るので何か釣れるだろうと仕度を始めた…。そしたら釣り座左手沖に“潜り”が船を留め、ボンベに空気を入れ始めた。
竿1.5-53、道糸2号、ハリス1.5号、グレバリ4号、ウキG2-M、棚2ヒロ。コマセを払い出しの先と岩の先の水道からの流れがぶつかるあたりをポイントに定めて手前からコマセを打ち、仕掛けを投入してから少し手前に引いてから仕掛けを馴染ませる。一投目からウキがピューっと入った。軽くピュっと合わせてやるとキューンキュンキュンと、コッパグレが掛って来た。
3投、3連発…例の潜りがこちらをチラッと眺めて海中に潜って行った。
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地磯の釣り座(手前) ヒットポイントは写真の上部 |
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釣れるのは木っ端グレ これでもオナガだぞ! って威張って居るようだ(笑) |
写真の様な25a前後の木っ端グレが入喰い…潮が満ち込みになっても、投入点を少し潮上にずらしてコッパを釣って遊びました。残念ながらキーパーサイズは無し。午後3時半納竿、4時回収でした。
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道具を車に積んで居たら、船長の奥さんが、イカダで大きなマダイが2枚上がって居ましたヨ!と申された!!!
あ〜〜〜〜〜、何おか言わんや!
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