とき:11月3‐4日(大潮から中潮)
ところ:鶴見ー黒バエ

『シーズンインか?確認釣行』
長〜い沖磯釣行のブランクに発病寸前であったが、偶然4日が休みになったので鶴見に単独釣行して来ました。

プロローグ
梶寄に午後3時20分到着、丁度宮丸の回収便が釣り客を下ろして釣果を確認している処であった。急いで道具を車から下ろし、着替えを済ませて船に飛び乗った。この便は2人だけだった。

舟は大島側に向かった。タチバナには泊り組み、ビャクビは空き…さて、もう1人の客はイサキ狙いだったのでダンバナ手前のコブを目指したが…しかしながらソコには泊りで渡礁したと言う先客が荷下ろししたばかりだった。そこで窓横の保戸舟カガリに渡礁させた。

後は私1人、船長は最近意外な無名磯などで良型が釣れているとはなしていた。窓、トンネル、平田…空き、ウノトマリは崖、突端から奥まで泊り客も含めて満員、クジラ、権現、フクシマ権現は空き…コバエは泊り数人、オオバエ満員…ユウレイ、コマ、チョンは空きだが上がる気がしないので通過。
“高手南、水道はドウかな?”と船長に聞いたら“どっちも余り良くない”と言う、そこで今回は贅沢にもそこを見送って目の前の黒バエに1人で渡礁した。

←クロバエの釣り座辺り、遠景にハシゴが見える

今回は北端の平で足場の良い角に釣り座を構えた。潮ドマリから満ち潮に変わる時間、急いで仕度を始めた。潮は既に満ち込みが走り始めていたので、先ずコマセを潮上に打ち込んでおいてから仕掛けをセットした。今回は初下ろしのダイワ・インパルト改良型2500番、道糸リアルサスペンド2号、高い釣り座で抜き上げる為、竿はオレガ1.75、速い潮を予想してウキはM/3B、ハリス2号にグレバリ6号、棚2ヒロをセットした。

船着き

夕マズメの本命満ち込み、期待が膨らむ。ここの潮は本流潮の当り、速さで時々刻々潮流が変化して行くので投入点を読んで見極めるのが楽しみな処で有る。右手(東側)から角をかすめて左沖に本流が抜け佐伯湾に向かっている。釣り座前の潮は手前に寄りながら本流に引かれている。この磯の周りは意外に10メートルくらいの棚に成っていて、水深は有るのだがいきなりドン深に成るのではない、また底根は砂地の間に大小の沈み根が広範囲に点在している為、余り深くすると根掛りする。潮流は複雑に変化し底潮が走るとアチラこちらにボーズが出来る。

実 釣
引かれ潮から本流に流し込むイメージで仕掛けをチョット遠投気味に投入し、Mカップのヒシャクでコマセを多目に打ち込んだ。投入点を遠くに打つと本流に早く引かれ、少し手前に打つと手前にどんどん寄って来て東の先端近くまでズーっと引かれ潮に乗って右手に戻って、其の後本流に乗ってから沖に出て行く。

先ずは探りから始めた。手前から沖まで距離を変えて数回打ち込んで、ある程度の状況を把握した。次ぎに本腰を入れて仕掛けを狙った潮に乗せ、コマセを打ち馴染んだウキの流れを目で追う…。
本流近くで海面がヨレヨレの波で騒いでいる、その手前でウキがスパっと消し込んだ。糸を張り、竿を立て軽く合わせをくれると、しっかりと竿に乗りグングン抑えるしっかりとした魚信伝わって来る。突っ込みがグレと違うと思いつつ足元の根を交わして、根の切れ間からしっかり竿に溜め、浮いて来たのを其の侭一気に抜き上げて高い釣り座に取り込んだ。
(抜く前のチェック:魚がクロ、他魚かとおおよそのサイズを見極め、同時にハリ掛りがOKである事を水中で素早く確認する事が重要)

潮流の妙味(イタズラ)で、1.5ヒロの浅棚でイサキが喰ってくる(^o^)v/// ラッキー。自分で決めた沖、中間、手前の仕掛け投入点で言うと中間に仕掛けを投入して引かせて流し込んで…喰わせて、抜き上げて…オットット、今度はデカイゾ!っと下に降りてタモで掬った。40aのイサキだった。その間に潮の速さの変化に合わせて、ガンダマの位置を上げ下げしたり、棚を20〜30aづつ上下させてクロを狙ったが、その筋ではその時クロは喰って来なかった。

続けて5匹イサキばかり釣ったところで、潮がゴーと手前に押して来た後、全体に左流れになってしまった。そこで、正面から左側のハシゴ向きの潮下にポイントを移して今度はクロを釣りたいと、本流に引かれる潮を探して暫くあちらこちらと流して見た。2匹のクチブーをゲットした、30a程一枚ゲットアンドキープ。其の後25a程の小振りのクチブーをゲット、それは放流した。間も無く潮は更に左に廻り込んで流れ、クロのアタリを捉える事無く暗くなり休憩にした。

弁当を食べ、一服して、夜釣りでイサキを釣ろうと仕掛けを作った。未だ2時間は満ち込みの潮が流れている筈だと、取敢えず第一投を正面に遠投した…アラララッ、電気ウキが右に走っていく????ウソでショ―ッ!?なんでこの時間にと思ったが、下げ潮は風のせいか早く始まってしまったようだ。

そこで、ベッド(エア―ベッド)を作り寝袋に潜って横になった(サイコーに楽チンです)。この釣り座は、一人で寝るには丁度良い広さだった。とはいえ夕方7時半に寝ろと言われても寝られる訳がナイ。ラジオを聞き、満天の星を眺め、潮騒をBGにしてただただ身体を休めていた。次ぎの満ち込みが始まるのは午前4時過ぎ長〜〜〜イ夜だった。
エッ、なんで下げ潮狙いで釣らないの?っと疑問をお持ちでしょう。其の訳は、裏側は足元がチョット危なく、張リ根が複雑なので、闇夜は危険な為無理をしなかった
のです。

2日目
   
 ←11/04早朝

              ←
高手側水道 


放射冷却で寒かった。夜露が降りてシットリ。だが清々しい夜明けだ!

明るくなって来た。日の出前、期待を込めて準備する。ウキはM・2Bで棚2ヒロ、ハリス2号、ハリ6号から始めた。潮の流れは前日イサキが釣れた時とほぼ同じで、沖に出てから左にながれていたので、引かれ潮に乗せて釣る事にした。数投目、本流に入った直後にシモッたウキが消し込んだ。クロのアタリだ、軽―くいなして手前から抜き上げた、33a程の口太。

9時頃、宮丸が福岡の畑さん1人を瀬上げした。嬉しい事に畑さんは私のHPを良く訪問して下さっておられるそうです。

其の後、潮がその流れを変化させながら流れていたので、一度左手の潮ウラを探って見たら、30a程のクチブーがヒットして来た、浮かせながら右に頭を振った処で瀬ズレしてバラしてしまった(x\x)。

其の後、潮ドマリ前で潮流が変化してきたので、投入ポイントを元の正面に変えてから更にクチブー3匹とイサキ1枚を追加、タモで掬った1枚は42aの良型クチブーだった。

一休みして朝食を取った。其の後、船着きに釣り座を移動して、潮止りから潮の変わり目にクロ2匹を追加して納竿にした。暫く水道側で釣って居た畑さんの釣りを拝見していたのですが、畑さんもクロとイサキを結構釣って居ました。

12時半、宮丸が泊りの釣り客2人を乗せて迎え荷に来てくれたので、入れ替わりにクロバエを後にした。

下げ潮がゴンゴン流れる
船着き
水道側で竿出し中の畑さん
お持ち帰り分の釣果です
口太とイサキ(イサギ)


★後書: お蔭様でクロバエに上がれ、マイペースで釣りを楽しむ事が出来ました。デカバンは出なかったのですが、十分な釣果に満足でした。徐々に良くなって来て居るようです。

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