とき：12月27日(水)　
ところ：鶴見、大島、タチバナ横横

『釣れました』
＊プロローグ
師走も最終ラン、そんな時突然休みが取れた。蒲江の山崎船長に様子を聞いたら、『今日の回収時にはウネリが入り始め、東の鼻が波をかぶっていたから、明日は休みだ』とやばい話しが返って来た。其処で頼りになるのが宮丸だ。船長に電話を入れると、少し風が出そうだが、いいよって快く了解してくれた。

なんやかんやしている内に、深夜1時過ぎに成ったので、仮眠も取らず出発、梶寄に3時半到着。北西の風が強く吹き、電線がビュービューなり、車内に居ると車が揺れる。荷物を整備して防寒着に着替え、5時の出船時間まで待つ。前日は雨が降り、今日の予報では7~8ﾒｰﾄﾙの風と言っていたが、ここはもっと強く風速10~11メートルの強い風が吹いた。こんな天気じゃ、余り釣り客は来ないだろうと思って居たら…あにはからんや、4時を廻ると次々と釣人の車が来る。

＊渡礁
5時少し前、宮丸と千加丸が続いてが入船。20人程いる、3人組みが千加丸へあとは皆宮丸だ。港を出て元の間海況を抜け直ぐタチバナの前に行き、左に寄り、スリオトシに2人、その左にある赤岩に1人下ろしてから枯れ松に2人下ろした。それからユックリ下がりサーチライトでタチバナ横を見る、7年前にマダイ釣で上がって以来だ。その時、船長がタチバナ横横を私に進めてくれたのだった。チョットえぐれてサラシが出来ており、釣り座も良い。今回始めて上がるのだが、なんとなく釣れそうな気がしたので、喜んで渡礁することにした。

＊セッティング
取敢えず、荷物を奥の崖下の高い場所に置いてから、コマセを作り、仕掛を用意した。久し振りにダイワの1.5-53のインナーロッドを使う事にして、タックルをセット,前回の失敗を教訓に棚とりを間違え無い様に気を付けて釣る事に心掛けた。

風裏とは良く言ったもので、ここは本当に風が当たらず日が当たる素晴らしいところだ。ウキはG2Mをチョイス、ハリスは2号にグレバリ6号、タナは一ヒロ半でスタート。右手の小さなワンドで作られる適当なサラシが気に入った。左からも小さなサラシが伸びこれまたご機嫌な状況を演出してくれている。手前は殆ど右流れになっていた。

＊実釣
狙いとしては、左手のサラシの先から、右側のサラシの先端の合流点までが最初の攻撃地点だ。コマセをサラシの中とその先に数杯打ち込み、仕掛をその中に馴染ませて行く。未だ潮は殆ど動かず、暫らくアタリ無し。
数投目に待望のアタリが出た。しっかりと重量感のある引きで竿に乗って来た。彼奴はギュンギュン足元に突っ込みを見せる、しかし我輩の軍門に下り、タモに収まった。問題は彼奴が何モノか？と言う事だが・・・・。50cmを遥かに超えたイズスミ君であった。ムムムー、“コイツがオナガグレだったら、自己記録更新出来るのに”っと思いつつカメラに収めてから釈放して上げました。

やがて潮がユックリ右流れに成り始めた。其処で、潮の流れを見ながらグレが食って来るポイントを探る。ここぞと思ったポイントに仕掛を投入、コマセを打ち込み馴染んで行くのをイメージしながらウキに神経を集中させるが、アタリを確認出来ない侭…エサが獲られた。
エっ、何で？？？タナを少し浅くして、もう一度同じ様に流して見る…今度はウキがスーっと沈んで行った。そんなこんで潮目を狙って釣りが続き、レギュラーサイズのクチブーとオナガまじりで暫らく釣った。

昼頃には潮が高く、ウネリが大きく且つ潮が速くなり、釣り座に波がかぶりだしたので、危険を感じて釣り座を左の高い場所に移動してから、休憩して昼食とした。

下げ潮に変り、潮が変化し始めたので、仕掛の投入点を変えながらグレのヒットポイントを探って見たら、沖のユックリした潮目でグレがヒットして来た。少し型が良くなり、40ｃｍｵｰﾊﾞｰはタモで掬った。

適当に釣れたので3時に納竿とした。

	釣り座右にワンドがある
	釣り座と海の状態
	朝一ヒットしたのが彼奴である コイツがオナガグレなら…
	釣果です

＊後書：これで前回のリベンジができた。久し振りに鶴見で納得できる釣果を上げる事ができたので、楽しい釣行と成った。今後が楽しみだ。
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