とき:12/31〜1/02、大潮
ところ:蒲江・三つ子
『恒例・越年釣行』
2005年後半は、釣り仲間が公私に渡り多忙の為殆ど一緒に釣行できずだった。それゆえ、恒例の越年釣行を楽しみにして来た。しかし、残念ながら年末に実家の改築工事完成と引越し真っ最中の衛藤さんは参加出来なかった。其の為、今回は三浦さん、今井さん、それに私の3人だけに成ってしまった。
今回も私が過去19年間お世話になって居る、蒲江、元猿のヤマト・山崎船長の御好意で恒例の越年釣行を実施する事が出来ました。
心配された天候は大した崩れはなさそうで、大晦日の早朝、別府のまつき釣具本店に集合し準備を整え、船長に確認の電話を入れてから8時出発。今井さんは蒲江の実家に寄って行くので先発。三浦さんと私が途中で食料と豆炭を買いながら元猿港を目指す。佐伯で食料を買っていたら、今井さんから携帯に電話が入った『“餅焼き網”を買って来て』…と追加注文をもらった。そこで、ホームワイドに寄って餅焼き網を探したが、三浦さんが選んだのは“魚焼き用の網”だった。流石師匠だ、これなら餅が焦げずに綺麗に焼ける。
久し振りとなる元猿港到着は予定通り午前11時。船長は・・先に港に来て待ってくれていた。“お世話に成りま〜す!” 早速大量の荷物を船に積みこんでモヤイをとき、河岸払い。船長に最近の状況を伺うと、“現在の水温16.6℃で昨日より1℃下がった。水温が変化すると極端に喰いが落ちる。昨日の釣果、平バエはキタマクラの猛攻とコッパグレばかりだった様だ。今は高バエの方が良いんと違うかな”。そこで、今回は風とウネリを見越して、始めて高バエで越年釣行する事にした。
さて、荷揚げが済んでそれぞれ寝床の確保と釣り座の確保だが、寝床は私が良い場所を確保したが、釣り座は今井さんが船着き横の高い位置を確保。
釣り収め
大晦日、初日の実釣開始
仕掛けは各自の判断で、チョイス。暫くは潮が動かず、エサが盗られない状況が続いた。水温を計ると16.2度と少し水温が下がっていた。午後2時を廻って少し潮が動き始めたが、何故かここは大潮の場合には余り動きが大きくない。
3時過ぎ、潮位が上がり始めて足元からサラシが沖に払い出し始め、10メートル程沖に右流れの潮目が出来始めた。ユックリ仕掛けを沈める様にしていたが、ヒット棚は2.5ヒロ前後。先ず尾長のコッパが釣れ始めた。4時頃になって、やっとキープサイズがヒット仕始めた。その頃になると、時々波が足元を洗うように成り、三浦さんは私の右側に移動した。
私は沖の潮目をダイレクトに攻め、三浦さんは足元の割れ目からの払い出しの先きから流し、今井さんは始め沖目を攻めて居たが、足元に切り変えて攻めて居た。徐々に抜き上げからタモ入れに変り、40センチオーバーが各自釣れ出した。私にも45aの尾長と同じサイズの口太が続けてヒットした。この日はアタリがハッキリとウキに出る,釣り易い状態だった。日昏前にデカイのを仕留めたのは、足元を攻めて居た今井さんだった。その頃、私の釣り座は波が洗い、後ろに下がって一段高い場所から竿出しする状況だった。
この日は30a以下はリリースして、良型グレのみキープし、早目に納竿として、恒例の大晦日の晩餐の準備に掛った。
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渡礁した時間は干潮の潮ドマリ前 風は北西、風は呼吸しながら廻り込みの風が吹いたり止んだり していた 釣り始めの釣り座、 海に向かって左に三浦さん、中央に私、右側に今井さん |
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日没後、先ずオガライトで火を起こし、燃焼したところに豆炭を タップリ乗せて本火を準備 火が起きるまでの間、酒を酌み交わし宴会がスタートした。 火が起きてから、鍋で美味しい特製煮込みうどんを作って食べた。 (驚く無かれ、今井さんはこの後、お餅を焼いて食べていた) |
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美味しい美味しい特製煮込みうどん 鍋に水を1/3、カツオの本出汁、そこに野菜の具7種類を入れ 1度沸騰前まで煮込んでから合わせ味噌で味を整え、更にちり 鍋ソースを少々追加してから豚肉を追加して、少し煮込み、最 後にうどんを入れ、フタをして煮込んだ。 |
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私のテント 新調のワンタッチ組み立て式テント。従来の1人用より巾が広く、 ゆったりだ。中にエアーベッドを膨らませて敷き、その上に寝袋。 中に衣類と飲み物等を入れ、ラジオで紅白を聞き、除夜の鐘の音を聞きながら就寝zzzzzz |
*夜、モイカ釣り。三浦さんも暫くエギを振っていたが、ノーヒットで直ぐ止めてしまった。今井さんにエサのキンギョを釣ってもらい、泳がせを始めたが…風が強まりやがて雨が降り出したので、10時半頃ノーヒットのままテントに潜り込んだ。
雨は3時半頃まで降り続いた。翌朝三浦さんから被害の報告を受けたのだった。
2006年元旦
初釣り
早朝5時半、早起きの三浦さんが火を起こして暖を取っていた。6時、今井さんも起き出してきた。早速、朝食の仕度を始める事にした。昨夜の続きで、残しておいた鍋の美味しい出汁に水、野菜、カツオダシ、味噌を少々を追加して一煮炊き、次ぎに残ったうどんを入れて朝食の第一ラウンド。
次ぎに、お餅を焼いて鍋に入れ、も一度煮込んで特製お雑煮にして第ニラウンドも気持ち良く完食。元旦の朝からみんな凄い食欲だった。
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2006年 元旦 7時半頃水平線の雲の上に、初日の出 |
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初日の出に御神酒を注ぎ、今年の豊漁と安全を 祈念した |
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早朝は満潮前 沖の沈み瀬は殆ど海中に |
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左の釣り座は波をカブリ、海は真っ白に大ザラシが広がって、 暫く釣りに成らない状態だった |
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時々ウネリの大波が沈み瀬を打ち越してザブーン、ザザザーと サラシを延ばしていたが、潮位が下がり始めてから徐々に収まり 始めて、竿を出す気分に成って来た。 前日と同じ釣り座で、初釣りを始めたが、水温が更に下がり、喰い 渋りが進み、エサの喰い込みが悪くなった。ウキは少し押さえられ て止る、静かな居喰い現象だ。従って素針を引く事が多くあった。 写真は10時頃 |
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今回も、楽しく遊びながら、師匠と海と魚から多くの事を 学ぶ事が出来ました |
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いつも活躍する愛用の“アルポット”かれこれ10年使っている まな板の上に乗せて使用した ペットボトルのお茶は1本有れば良い 後は、お湯を沸してお茶を作り、それを空いたペットボトル に補充すれば、幾らでも作れる (ちなみに水は、10L&5Lのポリタン2個、計15リットルを用意した) |
明けて元旦は、早朝は晴れ。日中薄曇りで西よりの強い風、左沖の沈み瀬を打ち越す波頭からシブキが飛び、前はサラシが大きく広がり真っ白な状況で始まった。
水温が下がり,喰い渋りが続き、更に潮が殆ど流れなかった。午前中は餌盗りキンギョと時々コッパグレが釣れて居たが、キーパーサイズ無しだった。ところが出発前日交換したばかりの私の竿の穂先が…裂けてしまった。バックアップの竿は有るが、取敢えずアロンアルファーで応急処置を施して使う事にした。
***さて、昼食休憩中、三浦さんが昨夜の出来事(ハプニング)を話してくれた。風雨が強く成った深夜、強い横風に煽られてテントがつぶされ、次ぎにエアーベッドがパンク、やがて雨漏り…寒い、背中が痛い、更に…昼間、斜面で滑ってお尻を打ったので未だ痛い…とサンザンだったそうだ。***
この日も、干潮までは不調で、1時半過ぎの満ち込みから夕マズメに掛けてが良かった。満ち込みの始めは未だ風も強く、2枚潮だった、それからアタリ潮が暫く続き苦戦を強いられた。3時頃から風が弱まりグレのアタリを捉える事が出来る様に成った。
今回は殆どが右流れ主体だった。先ず、三浦さんが入れ喰いを演じた、やがて今井さんと私にも次々ヒット。三人三様に各自の狙ったポイントで釣果を上げてた。この日、終盤になってビッグサイズをゲットしたのは、足元のえぐれから良型を引きずり出した今井さんだ、ヤッパリ良型はあそこだった。
早目に翌日の準備を済ませ、晩御飯を食べ2人は早ばやテントにもぐりこんでしまった。
【余談】私は眠られず、再度モイカ釣りに挑戦した。先ずエギングを30分ほどやったが、反応無し。次ぎに、エサと成る小魚を釣ろうと瀬際を狙ったがデッカイ赤いキンギョ、銀色のキンギョばかりが釣れた。チョットでかいが、仕方なく銀色のキンギョを使って泳がせ釣りをしてみた。左の沈み瀬前に投入し、電気ウキの動きを目で追った…。ポチャン…!〜〜〜数秒後、ピューっ、どんどん潜って、潜って…見えなく成った。それはモイカのあたりでは無い、数分後足元に来て居た。投入点を変えながら、そんな事を数回続けて見たが、結果に変りは無かった。キンギョを取り替えても結果は同じだった…で、やめてテントに潜って、zzzzzz。
2日(最終日)
三日目にも成ると、多少疲れが出てくるが、皆元気に朝を向かえた。6時半には朝食を済ませ、火を囲んで暖を取りながら、暫し釣り談義に花を咲かせ、竿出しのタイミングを計っていた。
残り5時間の勝負、昼まで遊んで帰る予定。朝マズメに勝負を賭け、新鮮な魚を持ちかえる予定にしていた。其の為、前日までの逮捕者中、30a未満は放流。
この朝は強い西風が湾内から沖に吹き抜け、午前中の下げ潮時は表層流が強く、2枚潮に成ったり、当て潮に成ったり、止ったりと状況がどんどん変化して、攻略に可也苦戦した。
三浦さんが始めは1Bや2Bのウキでスターとだったが、5Bに変えた途端、尾長をヒットした。それを見て私は4Bに変更した。そして暫くは入れ喰い。時々三浦さんとダブルヒットを楽しんだ。
10時から11時半までは、風が強過ぎて殆ど釣りに成らず。そこで、船長に回収を2時にする様に頼んだ。
其の後、干潮前まで徐々に風が弱まり、幾らか良く成って来た、一時当て潮に成り瀬際を攻めるが釣果無し。
そこで、沖に潮目が出来た時、遠投して30aクラスを入れ喰いさせたので、全部予約をもらっていた三浦さんと今井さんにお分けした。
午後1時半納竿。楽しく遊んだ3日間であった。
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早朝、水温が下がって、喰い渋ったグレをヒットさせた三浦さん、流石である |
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今回、行かなかった離れの “ワタリ” 向こうが “沈み3番” 干潮時に渡ったら,次ぎの干潮まで戻って来られ無く成る |
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ワタリの水道 遠景は平バエ(朝、5人組みが渡礁) |
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仕掛けの変更をする今井さん |
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ヤマト船長と今回の3人 (コレは2003年の写真です) |
釣果:尾長と口太が混じって釣れた (釣果写真を殆ど撮っていません) ・今井さんはクーラー2個満タン(49〜30cm) ・三浦さんクーラー2個満タン(48〜30cm) ・とよいそ…左の写真分だけ持ち帰り(47~30cm) |
今井さんは、蒲江の実家に魚を持って行くし、三浦さんは注文をもらっていたので、2人は沢山持ち帰る必要が有った。私は、特別多くを必要としないので、必要なだけ持ち帰った。
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