とき:2010/02/21
ところ:米水津一体
ねらい:クロ


『第2回米水津クロ釣りカップ(Y・G・C)』
昨年は参加できなかったので、今回はと楽しみにしていた大会であった。残念ながら三浦師匠は不参加だったが、古い友人など普段ご一緒しない釣ともにお会いできる機会でもあり、更にブログで知り合った“あごさん”ともお会いする楽しみがあった。

前日、プロローグ】
さて、大会前日の2月20日(土)は昼前からNFCの筏に行った。今回はYGCの練習と兼ねていたので、潮受け水中ウキを使った2段ウキ仕掛けだ。狙いは、“ゆっくりと仕掛を流し込む+潮を捕らえる+風の影響を少なくする”である。組み合わせるウキの浮力とガンダマの打ち方などで沈下速度を自在にコントロール出来るので結構面白い。

日中は喰わないかも…と思いながら打ち返しをしていたら、午後2時過ぎにメスのチヌ44cmが一枚釣れた。3時頃T先生がやって来た。今回は沖向きでやりたいと言い、大きい筏に行って先客二人と話をして帰ってきた。その先客が朝方大真鯛を掛けたがロープに触れてバラシタと聞いたから、先生早速大きい筏に道具を運び、テントを張って支度を始めたのだ。

まつき釣具の塚本店長に電話して聞いたら“河野さんが8時半頃会場に付く筈”と言っていたので、7時半に納竿して片付け、アルポットでおでんを炊いて鳥飯おにぎりと一緒に食べたら、美味しくてx2満腹になってしまった。カップ一杯のアツアツおでんをT先生にお裾分けして、西野浦を後にした。

米水津、集合場所の公園に着いたが河野部長が居ない?岸壁でモイカの泳がせ釣りをする人ばかり。携帯で“今どこですか?”と聞いたら、“車が故障してインターを出たところで別の車に荷を積み替えているから、もう少し待っててください”とのことだった。と言う事で私が一番乗りになってしまった。9時過ぎ河野さんが到着、続いて数人のスタッフがそろい本部テントの設営を終え、別府本店の塚本さんグループが到着する午前1時頃まで、あごさんともご挨拶できて楽しい宴会となった。
やがて本店からの車が到着し、スタッフが手際よく作業を進めて30分ほどで準備が整った。その頃から参加選手の車が三々五々到着し始め、徐々に大会のムードが高まっていった。良く晴れた空に星がまたたき、冷気のベールがあたりを包み、指先がジンジン痛くなってくる夜明け前だった。


【受付、船割、渡礁順くじ引き】
今回の参加選手は99名、4時半には97名到着、予定を30分繰り上げて受付開始。5時には残る2名も受付を済ませ、受付、船割りも済み、渡船毎に渡礁順番のくじ引きが行われ、終わった組から船着場に荷物を運んで準備を整えていった。


【5時半、開会式で実行委員長挨拶、ルール説明などがあってから乗船】
5時半、参加選手全員が支度を済ませて本部前に集合し、
開会式が始まった。


【乗船開始】
5時45分、船着場には米水津渡船組合の協賛船がズラーっと並び岸壁は参加選手一杯になった。
河野部長の
“乗船を始めてくださ〜い”の声を合図に乗船が始まった。乗船が完了した渡船から順次出港して行き大会の幕が上った。


【実 釣】

私は、旧友の辰巳さん、新人の原君の三人で渡船は「若戎丸」、渡礁順は2番目。午前6時、1℃まで冷え込んだ港を後にした。船は湾を抜けラクダ瀬を右に見ながら水道を沖に抜けて直ぐグルーっと左に舵を切り、鶴見半島に向かって少し走った所で減速した。我々3人は
ワニの離れに渡礁した。

直ぐ準備開始、6時半頃から竿出し。釣り座は、沖に向かって私が左、原君が中央、辰巳さんが右手の岩の間からスタート。綺麗な朝日に気持ち良いスタートを切ったのだが〜、勝負を賭けた朝の満ち込みでは一度もクロのアタリを捕らえる事が出来なかった。潮の変わり目に底の方で一度だけアタリがあったが、一瞬にしてプツンと切られてしまった。その後も殆ど休まずに攻め続けたのだったが…納竿の午後2時まで全くクロの反応無し!潮の変化を見ながら仕掛を何度も変えて、ここぞと思うポイント、潮筋を2.5ヒロから底まで広範囲に探って行ったが、
私の釣果は1.5kg~2kgの赤ブダイ2匹、なぜかオコゼ1匹…以上終わり、3人とも見事に撃沈
下げ潮に代わってからは足元は底の方まで見える透明度、コマセを拾うハコフグが数匹見えるがクロの姿は無い。残った付けエサがヒンヤリと冷たく、正に水温が下がった状況であった。
私の立った釣り座は前上がりの斜面だったので、帰ってから数日はふくらはぎがパンパンに張って痛かった。

回 収 風 景


【検量風景】

皆さん大苦戦だった様子、釣った人でも1匹がやっと、他魚の部狙いも有りです…
参加選手中釣れたクロは全部で12匹、約9割の選手が本命来たらず涙を呑んだ大会だった(x_x;)

【メーカー挨拶、結果発表、表彰式、抽選会】
入賞者は写真の通りです。今回の様な厳しい状況で本命をしっかり釣ったのは流石ですね、オメデトウございます!
表彰式に続いて抽選会やジャンケン大会が有り、盛りだくさんの商品が提供され、貰えなかった選手には参加賞ありで全員がお土産を頂いた。



検量結果の集計の間、
協賛の各メーカーから新製品の紹介と説明が有った











(写真下)入賞者  
    二位       優勝       三位
  小野栄二選手   衛藤 寛選手   福永俊文選手


主催者関係者の方々及び参加選手の皆様、お疲れ様でした!来年も宜しくお願いします。

■ 結果は兎も角、久し振りに熱く燃えた一日だった。皆様、お世話様になりました、来年も元気でお会いしましょう!
後日談:皮肉にも大会終了後の夕マズメ、満ち込の潮に変わってから活性が高くなり、各磯でクロが釣れ出している。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜