とき:2013/02/10~11
ところ:千畳
ねらい:寒グロ
今回は、北さんが連休を利用して栄福丸のエンジン整備に来ると言うので、整備が終わったら一緒に瀬泊まり釣行しようと計画したのだった。
3連休初日、土曜日午後4時過ぎNFC着。先ずは筏で真鯛かチヌを狙う。既にT先生が竿出し中、急いで準備を始めていたら…なんと、T先生が真鯛の40オーバーを釣ちゃった!夕マズメの満ち込み時合いだった。私は手裏剣(ヒトデ)3枚、ゼンゴ多数だけ。夜10時休憩、仮眠。
夜中に北さん到着、一緒に寝酒を飲んで仮眠。日曜日未明筏釣り開始。8時過ぎに北さんと船長がエンジンプラグ交換作業開始。
10時頃、船長が“磯行きの準備をはじめる様に”とお声がけしてくれた。筏釣り道具を片付けて渡礁準備。快適なエンジン音が響き、やがて北さんが手を真っ黒にして、汗を拭きながら整備を終わって船から降りて来た。
我々と他の二人を乗せて出発。エンジン快調。畑野浦はアカバエから先、どこの地磯にもチヌ釣、イカ釣り、クロ釣りの釣り人が一杯だ。北西の風にはベストの地磯だ。長太には5人瀬泊まり客(最近えびす丸が上げている)、北西の風が強いから今回は上がりたくなかったのでパスでオーケーだ(楽して釣ることを好む傾向にある)。次に向かったのが千畳敷だ。船長から渡礁の合図、中央に接岸、竿出し中だった先客二人(前日から瀬泊まり、夕方回収)にご協力を頂いて荷揚げ。
昼前に早々と渡礁したのだが、ミズトリ側の本命の釣り座には三人居る、中央には二人居るのですぐには竿出しできないから、とりあえず腹ごしらえ。
コマセを作り、タックルをセッティングしてから周辺の磯を観察。米水津湾から吹き抜ける風が白波を立て長太を直撃している。地黒の風裏もびっしり、更に水道の沈み瀬にも4人居る。ミズトリに3人、沖黒の西の鼻に3人、ダンゴに1人と見える範囲は強風にもかかわらず満員御礼状態だ。
先客たちが悪条件にもめげずクロのヒットを求めて頑張っている。とりあえずコマセを作って地黒側の低い釣り座にバッカンを置き、近くに竿立てをセットして潮の変化するのを待った。
3時過ぎ、少し潮がたるんで来たので、様子を伺ってみた。釣り座は右手からの北西の寒風が当たり、表層を吹き抜ける風が道糸を左に運ぶ。仕掛けと道糸が馴染むまで竿先を海中に入れたり出したりしながら糸を送り仕掛けを深く流し込んでいく。餌が盗られなかったので、少しずつ深くしていった。竿1本半くらいから餌を盗られ始めたのだが、針がかりしてこない。
仕掛けを変えたり、ガン玉を追加したり感度を良くしてシモラセたり…それまで左流れだったが、突然潮が右に走り出した。足元のサラシの先からどんどん流して行った。水道の流れに当たる辺りで魚探を感じて合わせたが、針がかりしなかった。数投繰り返したところで又潮流が変わり、元の左流れになりやむ無く中断、小休止。
4時過ぎ、栄福丸が回収に来た。ここで先客お二人がご帰還となる。お疲れ様でした〜!
北さんが左、私が右の釣り座に入って夕マズメの残り少ない時間に挑んでみた。満ち潮が当たり左の水道へ抜けて行く。北さんが深く沈ませながら流して行って、遂にクロをヒット!貴重な一尾を釣り上げた。
私の方からヒットポイントまではオマツリするので流せない。コマセ係りに徹することにして黙々と打ち返す内に一度クロをヒットして、寄せて浮かせに掛かったところで針ハズレ(多分上唇)でバラシ。その後は当たり無しで日没、初日の釣りを終了した。
風裏の狭い場所で炭火とガスコンロを併用して、おでん、おむすびとホットドリンクで腹を満たし、体を温めながら暫し釣り談義。風裏の平らな場所を選んで寝床を作り就寝。
朝の満潮が7時過ぎなので、日の出に合わせてゆっくり起床。お湯を沸かして温かいものを食べて、飲んでからぼちぼち竿出し。
仕掛けを作り直し、前日より更に沈みやすくしてハリもワンサイズダウンして挑んだ。
陽が登り始めたら少し暖かくなって来て、釣れそうな気がしてきた。すると、またしても北さんがクロをヒット!流石だ。
表層流が左流れのままで沖に払い出す流れが起きないまま昼になり、昼食をとってから少し釣って早々に納竿して道具を片付け、磯の掃除をして回収便を待った。
(今回は携帯電話のカメラで撮影しました)
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ヒエー!水道の沈み瀬にも4人 |
天気は良いけど、風が強いねー! | |
バッカンを置いて、先人の釣りを見させていただく | |
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潮位が上がり、沈み瀬は回収 |
セッティングを済ませて、待機中 | |
左の本命ポイントには、次の釣り客が待機中 | |
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午後4時過ぎ、栄福丸が先客の回収に来た 煙突から煙は出ず、軽やかなエンジン音だった |
北さんが炭火コンロを用意してくれた ガスコンロで炊いたあと、炭火コンロに乗せて アツアツおでんを頂き、体を温めた |
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うまかねー! | |
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翌朝の日の出 |
翌朝も炭火コンロでお湯を沸かして カップラーメンやホットココア、生姜湯などを 作って体温を上げた |
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二匹のクロを釣って余裕の北さん | |
連休の最終日、昼には早々にご帰還 | |
ボーボー鳥に打ちのめされて 疲労困憊のわたし |
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瀬泊まり釣行、二人の荷物 |
◇今回は寒グレ釣りの難しさ、と言うか自身の未熟さを改めて実感した釣行となった。頭の中ではああすれば、こうすればとイメージするのだが、この釣り座からでは限界があると先読みして諦めてしまっていた。しかし、同行の北さんが本命を釣ったのが何よりの収穫であったし、楽しい釣行だった。
尚、長太に上がっていた組は結構クロを釣っていた。一方、仙崎組は苦戦をしいられ、満ち込みで釣れたが下げでは全くヒットしなかったそうだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜