とき:2018/08/04、小潮
ところ:豊後水道
ねらい:ケンサキイカ

今年もイカ釣りのシーズンになった。今年は異常気象で猛暑続き、日中釣りは命の危険を感じるので、真夏は夜釣りにかぎる。
ネットで検索すると、《イカ釣りの釣果上向き》の情報ばかり。佐伯のG船長に「イカ釣りに行きましょう」と電話したら、残念ながら「未だ早いよ」の返事で今回は断念。

そこで一尺屋の神幸丸船長にLineで連絡したら、
「僚船を出すから良いよ」と快諾の返信が来た、即「一人ですが、4日のイカ釣りお願いします」と返信したら、「了解」の返信で決定した。

土曜日の早朝、まつき釣具に電動リールを持って行き3年使ったPEラインを新しい8本撚りのPEラインに巻き替えてから午前中に用事を済ませた。昼食後チョット仮眠をとってから道具を積み込んでいたら、船長から電話が入り「今日はイカ釣りに来ますね」と確認の電話を頂いた。
ヤバイ、寝過ぎた!!
午後3時半に出発。佐伯に仕掛けを買いに行くので、急がないと出船に間に合わなくなる。

佐伯の銀屋漁社へ行き、長年愛用している同社特製のイカスッテセットを買ってからエトウ釣具で氷2貫を買い、急ぎ一尺屋に向かった。
暑い!外気温38度、エアコンのクーラーが無ければ死んでしまう。(先週、愛車のエアコンFANモーターが故障して交換した)

海沿いの一般道路を走ったので、信号が多い市街地を抜けるのに時間が掛ってしまった。
途中、津久見のスーパーで弁当と飲料を買ったところで、船長に電話を入れ「寄り道したので遅くなります、出船時間頃港に着くので、宜しく!」と連絡してから一尺屋に向かった。

到着したのは丁度出船時間の午後6時。急いで船長に御挨拶してから僚船に道具を積み込んで、夕陽が傾いた無風で穏やかな下浦港を出港したのだった。
先に出た神幸丸は満席だったが、私が乗った僚船はと言うと、なんとお客は中津から来たおじさんと私の二人だけだった。ラッキー!

無垢島の手前で神幸丸に追い付き、暫く並走してポイントに向かう。津久見沖で船団と離れ、沖合に向かって舵をとり、周辺数キロには釣り船が居ない水域で停船。シーアンカーを入れて流し始めた。

イカ釣り開始だ!
多くのイカ釣り船団は岸寄りに流れる潮筋を狙って、大分沿岸寄りと四国寄りに分かれて並んでいるのが集魚灯の光で良く分かる。
中間の沖合で釣れるのだろうか?と不安がよぎったが…しかし、待てよ、、、例年のイカ釣りを考えてみれば、水の子灯台近くから流すので、釣れる可能性は有るなと、期待しながら仕掛けをセッティングした。

スタート時は夕陽の残照があり、未だ手元が明るかったのでセッティングが楽だった。
使ったタックル:電動リールのPEラインは巻き替えたばかり、竿は50号、2.7m、ナマリは80号、8本スッテ仕掛け。

セッティングができたので、先ず底まで仕掛けを落として水深のチェックと仕掛けの馴染みを行う。
電動リールのカウンターの上から60mで着底、水深75m前後。少し巻き上げて暫くそのままにして置き、仕掛けをなじませから一度巻き上げて回収。

暗くなり、集魚灯の明りが効き始めて来た。仕掛けのスッテに明りを当ててから投入。少し巻き上げて底を切り、50mで止めて竿受けに置き、イカメタル竿のセッティングを済ませた。
先ずは腹ごしらえ、おにぎりと菓子パンで夕食。お茶とコーヒーで一服。底潮が動き出すのを待つ。

午後8時過ぎ、電動リール竿で本腰を入れて釣り開始。仕掛けを上から50mで止めて誘いシャクリ&ステイ、巻き上げ2mの繰り返しでイカの反応を探る。すると3シャクリ目でイカのアタリを捉えた。少し巻き上げて追い喰いを狙ったが、ダメだと判断して巻き上げた。胴長35cm程のヤリイカをゲット!
それを見て船長も反対側で釣り始めた。活け間を使わせてもらったので、獲り込みが楽だ。

その後、棚を探りながらアタリを待つが30分程は反応が無かった。ほどなくして、船の周りには集魚灯に誘われてイワシが集まり始め、間もなく大きな群れとなって回遊し始めた。そこに体長80cmくらいのダツが数匹海面近くでイワシを追いまわし、時々イワシを咥えてから飲み込む様子を目近で目撃できた。イカの餌となるベイトが群れている事は良い兆候だと、それから真剣モードで釣りに集中した。

棚35m−40mで3点、4点掛けで連続ヒットしたかと思えば、急に15m~20mになった。ヒット棚が時間と共に上がったり下がったり変化し始めた。浅くなった時にイカメタルで遊んだら、6杯釣る事が出来た。時々表層を泳ぐイカも見られる。そんな時にゼンゴ巻きを投げたら大きいのが釣れるな…、G船長の船ならやるのだがと思いつつ、又電動リールでヒット棚を探りながらイカ釣りを楽しんだ。

時々シイラが回遊してくるが、幸いフグに仕掛けを切られる事もなく順調に釣る事が出来た。
棚が変わったときに、イカの群れが入れ換わるのか、ヤリイカ、ケンサキイカにスルメイカが混じり、サイズもムギイカクラスからパラソル級サイズまでバラエティ豊かな釣りになった。
終番は中層の30m~35mの棚でヒットが続いたので70杯くらい釣る事が出来た。今期の初釣りにしては上出来だ!

満潮近く、潮が弛んで来た23時半に「そろそろ終わりにするよ」と船長の合図。沖上がりの準備を始めた。

夕陽をバックに一尺屋・上浦漁港を出港
無風ベタ凪ぎの海、高速で新幸丸を追い掛ける
クーラーの底にブッカキ氷を入れ、その上にビニール袋に
入れたイカを乗せ、その上にブッカキ氷を乗せた
自宅で釣果を確認、大小全部で72杯

*釣るのが忙しくて、釣って居る場面の写真を撮り忘れました。

■ 出掛けに遅刻したので、チョット御迷惑をお掛けしましたが、一年振りのイカ釣りを楽しむ事が出来ました。
■ 半分は家内が友人達にお裾分け、3杯だけ刺身と照り焼きで美味しく頂き、残りは冷凍保存しました。
■ 次回は何時にするか、船長と交渉して決めます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜