とき:2019/4/13-14、小潮-長潮
ところ:NFC
ねらい:真鯛、チヌ、アジ
先週に続いてNFCで遊んできました。
潮は底潮だが、ここでは緩い潮の動きに魚が回遊する事が有るので、期待を込めて出掛ける事にした。
天気は晴れ後下り坂らしいが、そんな気圧の変化の時にお魚チャンは喰いが立つ事が有る。
*まさかの…先週と同じハプニングが起きたのでした!
午後1時半に到着。既にI夫妻が準備を始めているところだった。早速先週と同じ釣り座に道具を運びセッティング。今回もコマセはバッカンにタップリ用意して、ポイント作りから勝負どころの夕マズ目にコマセが切れないようにした。(コマセにはコーンと麦がタップリ入った集魚剤を使用した)
ポイント作りを始めた頃にT先生が到着。「スマホで天気予報を調べたら降水確率が40%だった。雨が降って来るから、夕方までやって早上がりする」と言って、椅子は使わず、コマセは通常の半分、更に氷も待たず…とネガティブ思考での徹底ぶりだ。しかし、それが裏目に出たのだった。(コマセの切れ目は縁の切れ目!と言って、コマセが少ないと魚は寄ってこない、当然コマセが無ければ釣れない事がほとんどである)
<プロローグ>
日中は東からの風が強く吹いて、海面には大量の流れ藻が漂流していた。日没までは下げ潮。ベイトが全く居ない。
長い筏の先端には3人が竿出し。彼等にハプニング発生…4時頃、女性が大騒ぎして、タモを伸ばして海中に差し込んでいた。
何が有ったのか?大物に釣竿を持って行かれたのか??
後で聞いたら、55センチのチヌを釣ったのだが、獲り込む時に買ったばかりのスマホを海に落としてしまった、とのこと。可哀そうに“大損害”だ。水深17メートルだからタモは到底届かない。ダイバーに潜ってもらう他ない。
その直後、船長が「用事が出来たから、佐伯市内まで一緒に行ってくれ」と呼びに来たので、ポイント作りを中断して佐伯まで往復。帰りに船長と夕飯を食べてからNFCに戻った。(前回と似たパターン)
<実釣>
陽が沈み、夕間詰めの潮止まり少し前。早速釣り座について改めてポイント作り再開。ウキは感度の良い電気ウキに交換した。
コマセを打ち込んで釣り始めたら、I氏が『又、前回と同じパターンで、美味しい所を持って行くんじゃないですか!?』と冗談を飛ばしたから、皆で大笑いした。
2時間休ませたので、底棚を取り直してから、少し早いテンポで仕掛けを打ち返えした。やがて表層をベイトが跳ね始めた。小さいベイトを追ってアジが回遊して来たらしい。案の定、間も無くして正面沖目に仕掛けを投入して居たI氏夫妻が連続してアジをヒットし始めた。デカイ!30センチはありそうだ。
しかし、私は彼らよりズーット手前の駆け上がりを狙って居るので、アジが釣れない。
時合の勝負どころである。投入したウキにピンポイントでコマセを5杯続けて打ち込み、少しして更にコマセを3杯打ち込んでユーっくり流れる電気ウキを見ていた…すると…ウキが沖に向かって斜めに潜って行った!フケ糸を取りアワセのタイミングを待つ…ウキが加速した、今だ!ビシっと合わせをくれると、竿に乗ってガッチリとフッキングした。
ロープに行く前に浮かせる必要があるので、ドラッグを鳴らし魚の頭を誘導しながら浮かせに掛った。頭の振り具合からチヌだと分かる。重量感が有るので良型の様だ。ウキが出てからタモを持ち、チヌの頭を回しながら浮かせてタモに誘導し、一発タモ入れ。ヤッター!!
先週の52センチより体高が有り、一回り太い。尻から少し白子がピユーと出た。
早速メジャーで計測すると、ジャスト55センチだった。
先週よりもサイズアップした。気を良くして、直ぐにコマセを打ち込んでから、生きジメ血抜き、水洗いしてから、仕掛けを再投入。今度もコマセをウキに集中して投入。
すかさずI氏が、『ヤッパリ美味しい所を持って行かれた!』と冷やかされ、またもや爆笑!
月が天空に有る筈なのだが、厚い雲に隠れて闇夜だ。
チョコンとアタリが有って餌が盗られた。こちらにもアジが回って来たのかと思い、直ぐに入れ直してコマセを打ち込んでウキを見ていると…スーッと入って行った!また来たー!一呼吸置いて、ビシッと竿を煽ったら一瞬竿に乗った次の瞬間、ウキが飛んで来たXXX
エ〜〜〜!?ハリスがサルカンの結線部下から切れていた。何が有ったのか???ウ〜ン、さっきチヌを釣った後、竿を置いた時にハリスが何かに当って傷が入って居たのかも知れない。残念(泣)
I氏夫妻は納竿して帰り支度を始めていた。
コマセを打ち込んで置いてから、ハリスを変えて作り直し、タナ取りをし直して釣り再開。すると…来たー!今度はアジがヒットした。大きいぞ!抜きあげて、直ぐ血抜きして水汲みバッカンに入れて、次の投入…アジはすぐ居なくなってしまうので、手返しを早くした。
T先生はコマセが無くなり、早々に納竿して駐車場に行ってしまっていた。I氏夫妻もコマセが終わったので帰って行った。幸い雨は降らなかった。
コマセを打ち込むのが私一人になったので、アジがこちらに集まって来たらしい。
大きいアジが続いて釣れたが、少し間を置いてから釣れたのはサイズダウンして20~25センチになってしまい、終わったか?と思ったがその後20センチ弱のクラスが釣れたが、小さいアジ数匹を放流してからは餌が残り、アタリが止まってしまい、アジは終わった。
満ち潮になって居たので、真鯛が来るかも知れないと思い、それから1時間ほど粘ってみたが…全くアタリが無く、終了して早目に仮眠を取った。(コマセも付け餌も十分残って居た)
<ミラクルの朝>
翌朝4時半に目が覚めた。支度を始めていたら船長がやって来た。今朝は引き船のお客さんが2組有るので早目にやって来たらしい。
船長と二人、休憩室で朝食を食べながら夜が明けるまで談笑していると、引き船のお客が到着した。
私は、朝間詰めの時合いに期待して釣りを再開した。今日は長潮なので潮位の変化は小さい。満潮は8時7分。それまでの勝負だ。
昨夜と同じポイントにコマセをタップリ打ち込んで、ウキ止めを結び直し、底棚を取り直してから仕掛け投入。潮はゆっくり流れているが、時間と共に流れる方向が変化する。全くベイトは見えない。
6時半、船長が引き船2艘を引いて沖に出て行った。
それを見送って、又手返しを続けた。厚い雲が南西から北東に流れて行く。時折仙崎のてっぺんが雲に隠れたりする。
ラジオ体操が終わる7時頃、ウキが抑え込まれ…そして一気に走って行った、キター!! ドラッグを鳴らしながら走った。若干のやり取りで少し浮かせた所で彼奴はアンカーロープが有る右方向に走ったからドラッグを締めて竿の反発力を使い、少し強引に浮かせながらロープを交わして右に走らせてから、竿を8の字操作して頭の向きを変えながら浮かせて、見えて来たのは…真鯛だ!歓喜のタモ入れダ!ヤッター!!
遂に赤いのが釣れたのだ。嬉しい!! 久し振りに真鯛を釣る事が出来た。
船長が帰って来た。「沖は波が大きくて、係留した引き船揺れるから、お客さんに湾内釣りにしようと警告したのだが、どうしても沖で釣りたいと言うから、とりあえず様子を見る事にしたが、テトラは波をかぶる程だった。とりあえずやらせているけど、心配だから最新の気象情報を確認する」と言って休憩室に入って行った。
私が残り少ないコマセを打ち込みながら釣りを続けてたら、船長が「波が高いから、引き船を湾内のアジ釣りポイントに移動する」と出て行った。お客様の安全を第一に考えた、賢明な判断だと思う。
予定していた満潮の8時にはコマセを打ち込み終わり、納竿とした。
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土曜日の昼下がり、 午後2時過ぎにはメンバーが揃った |
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釣 果 |
■ 今回は…ミラクル・サプライズが待っていた。こんな事が起こるからNFCは面白い。
…では又、次回をお楽しみに!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜