とき:2019/4/20-21、大潮
ところ:西野浦ーNFC
ねらい:真鯛、チヌ、アジ…


金曜日、夜空に綺麗な月が出て…モイカ釣りにもってこいの月だなー!っと見上げ、明日は行くぞー!

明けて土曜日、天気予報を確認。OKだ。昼食前に出発。西野浦に午後2時少し前に到着。T先生と宮崎のI氏が支度中。I氏は今回も一人である。

<釣り開始>
 快晴だが東の風が強く吹いていた。セッティングを始めた所に船長が来て、アンカーロープにビッシリ付いていたカラス貝を削り取ってくれて、撒餌に使えとドッサリくれた。

セッティングを終えてから、潰したカラス貝を少しずつポイント撒いた。はたして効果は有ったのだろうか…?

海水温が上がったようで、海水は少し濁って居た。強い風に吹かれて流れ藻やゴミが漂流していたので、大きいのは回収しながらポイント作りを続けること4時間。かなり打ち込んだが、反応無し、ベイト無し…ファーストヒットはT先生が釣ったハゼだった。続いてI氏がキスを釣った…だが私は全くアタリ無し。

満潮は7時7分、満潮の前後が勝負どころと、ひたすらコマセを打ち込み、仕掛けを打ち返すうちに陽が傾き夕間詰めのゴールデンタイム。日が長いからその分楽しい時間が長〜く楽しめる。しかし、日が傾いた頃から厚く低い雲が広がって来たのだった。

6時頃、I氏が良型アジを釣り、その後直ぐに青物をヒットさせた。何とカンパチの幼魚だ。なんとそれを私に下さったのだ。
その訳は…今日は魚を持って帰らないと決めていた事と、先々週、撒餌ヒシャクとマゼラーを奥様用に差し上げたから、そのお礼に…だとか。(有難うございました)

ウキがしもって動かない???もしや…上がって来たのはシュリケン=ヒトデだった。暫くして、またもやシュリケン(泣)。

残照の中、ウキが反応した!ユーっくり潜って行き、加速したところでアワセ! ヒット!! 40センチ程の腹パンチヌだった。

スカリに入れて活かして置いた。日没後は電気ウキとにらめっこ。 アジが釣れ始めたが、直ぐに居なくなってしまった。

おーっと、T先生の短竿が大きく曲がって居るではないか、真鯛が来たのか? と思った途端、『ボラだー!』の声。リリース。

T先生、それで終わらなかったのだ。10分後に又してもボラをヒット。即リリース。それから一時して、又しても竿を曲げて居る。今度はモノが違うらしい。走り方がボラとは違う、釣り座の下に突っ込んで行き…かなり苦戦しているので、見に行こうとした途端『バレタ―!』と叫んで、勝負あり。“どう見てもあれはデカ真鯛の引きだった”。残念でした!

そんなバラシ劇が有って間もなく、I氏が納竿して引き上げて行った。“お疲れ様でした!”
暫くは静寂の時間が過ぎた。

<夜釣り突入>
 月が出ている時間だが、空は厚い雲に覆われて照り込み無し。残念ながら、期待していた『月下の真鯛釣り』は見事に外れてしまった。
風が止み、湖の様な海の静けさ。下げ潮に成ったがほとんど潮が動かない。もう休憩しようかな、と思った時、ウキに前アタリが…ウキが静かに沈んで行った…竿を立て、じわっと合わせて竿に乗せた。うーん、真鯛では無い、ボラでも無いな、ヤッパリこいつはチヌ、それもメイタだな、っと思いながら浮かせたら…ヤッパリ、チヌだった。

その後は反応が無くなり、コマセが残り少なくなったので、早目に休憩。腹ごしらえをしてから、エアーベッドを膨らませて仮眠。

<深夜に>
 夜中に目が覚めた。雲間から月が出ていた。そうだ、コマセを追加しよう! で、佐伯エトウまでひとっ走り。コマセとオキアミを買って戻り、釣り座を正面に移動して釣り再開。

満ち込みが始まった時間帯。キャップライトは点灯せず、月光を頼りに黙々とコマセを作る。
底ダナを取ってからコマセをタップリ打ち込み、仕掛け投入。更に、残って居たカラスガイを全部ポイントに投げ込んだ。

勿論こんな夜中に竿を振ってるのは釣りバカだけだ!(笑)

相変わらず静かな海面。そよ風が後方の山から吹いて、薄雲の向こうからにじんだ月がぼんやり照らしている。

コマセが効いて来た…アジが連続ヒット! それからメバル、更にチヌ! そして…遂に真鯛をゲット!! 食べ頃サイズだ。嬉しい!

その後、厚い雲が月を隠して闇夜に戻ってしまってからはアタリが遠のき、見切りをつけて車中で休憩。

<翌朝>
 早朝6時頃、T先生が起きて来たので釣り再開。満潮前で潮位が高い。船長が湾内掛り釣りの客を連れて出て行き、戻って来た。

7時頃、コマセが効いてきたらデカイボラがヒット!凄い引きで底を切ってから浮かせるのに時間が掛ったが、腰の強い竿で浮かせてタモ入れしようとした途端、バレタ!なんとハリ先が折れていたのだった。でも、良かった!ヌルヌルボディに触らずに済んだ。

暫くして、チヌがヒット!45センチ位だったが4匹目。小さなスカリが満員だ。年無しサイズは出なかったが、全部腹パン、ノッ込みが遅れている。

8時頃に船長が来て『筏の向きを縦長に変えるから手伝ってくれ』と言うので、釣りを中断して釣りをしていた居た筏の向きを90度変えて固定し直した。

それから暫く船長と談笑しながら手返しをしていたが、全く魚信が無くコマセが無くなったので納竿とした。

撒餌に使ったカラスガイ
セッティングが済んで釣り開始

至福の時間が始まった♪
T先生がデカボラをヒットさせた
アジ、真鯛、カンパチ、メバル
これだけ釣れたら上出来だ!

■ 天候に恵まれ、釣果にも恵まれて今回も楽しい釣行でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜