とき：2010/12/10-11
ところ:蒲江　地磯〜仙崎
狙い：モイカ＆クロ

■最近不調に泣いているモイカ釣りと仙崎の様子見釣行を決行

・幸運にも10日夜は“皆既月食”の日だったので、楽しみ倍増の釣行になると期待が膨らむ。今年のモイカは成長が遅れ気味でしかも数が少ない。
例年ここに来るのは1月から2月だが、今年はモイカ釣行回数が少ないので、衛藤さんが一緒に様子を見に行こうと言う。先月から日程を調整していたら今日になったのだ。一方、山北さんとは12月になったら仙崎に行こうと先月から話していたのだが、彼も公私共に忙しくて11日になった。そこで、今回のモイカ＆クロ釣行が決定したのでした。残念ながら“あごさん”は別に“重要な予定”があったのでご一緒できませんでした。

・先ずは西野浦釣センターの久寿米木船長に事前連絡を入れてから釣行計画を具体的にし、衛藤さんと山北さんと打ち合わせした。
10日午前11時衛藤さんと電話で出発時間と待ち合わせ場所を確認後、自宅を出発した。
エトウ釣具で合流し、米水津で泳がせ釣り用のゼンゴを購入して西野浦釣センターに午後2時半到着。
船長と打合せを済ませ午後4時第八栄福丸で地磯に渡礁した。

・10日(土)　モイカ釣り
　前回ここで流れ藻に邪魔されて大物を何度もバラシタ事が思い出されるが、幸い今回はその心配は無かった。モイカの当たりが出始めるのは日が沈み月が出てからだろうとユックリ準備を始めた。

買ってきたゼンゴの泳ぎ次第だと思うが、その場で釣ったものより泳ぎが悪い。明るいうちに様子を見るため数投繰り返すが、今回も余り潜っていかないことが多い。満ち込の潮が未だ流れているが反転流がワンドに流れ込むので手前は根掛かりしやすいのでなるべく沖に投入する事にした。

暗くなり沖黒の方から満月が昇ってきた。これからが勝負と仕掛けを投入する。流しては戻して再投入を数回繰り返すうちにゼンゴが烏賊に追われて逃げ始めた。ウキが海中に沈んで行く、道糸を張ると間違いなく烏賊の引きが伝わってくる。ワクワクしながらジ〜〜〜っと合わせをくれるタイミングを計る…、そして、ここぞばかりに合わせをくれると、乗った〜！あまり大きくなさそうだが慎重に巻きながら寄せてくる。衛藤さんが横に来てタモを構えてくれた、それ〜っと呼吸を合わせてタモに収まった。
その後、1時間ほどの間の二人ともポツリ、ポツリと当たりが続いた。身切れするものや手前の沈みの藻に突っ込まれてバラシてしまうものありで数が伸びなかった。
潮止まりになるとアタリが全くなくなってしまったので、休憩して夕食とホットコーヒーを腹に収めた。

下げ潮が動き出したので釣りを再開するが、あまりゼンゴが泳がないしアタリも中々でない状態が続いた。その内、皆既月食が始まり天空ショーが始まった。月が天空の真上になった11時過ぎ、薄雲の向こうにボンヤリした丸い月が見る、そして辺りは真っ暗になってしまった。
モイカは一向に喰って来ない。むなしく時間が過ぎていく。いつ喰いだすか分からないので、元気の良いゼンゴに取り替えながら仕掛けを打ち返す。やがて、月の端が光り始めた、3割ほど満ちてきたら辺りは可也明るくなって来た。仕掛けを打ち返しては月を見上げるうちに時は過ぎ元の満月に戻っていった。皆既月食を完全に見たのは初めてだったので、良い思いでができた。

ウキが横走りしてから深く潜っていった、糸を止めると強烈な引き伝わってきた。こいつはでかいぞと、ぐい〜んと竿に乗せてから寄せに掛かったが、掛かり所が悪かったのか途中でバレてしまった。

午前2時半ごろ、久し振りに衛藤さんの竿が大きく曲がった。今度はバラさないぞと彼も慎重にやり取りしながらゆっくり寄せて、無事にタモに収まった。やった〜！今日一番の大物だった。

午前4時過ぎにはゼンゴも終わり、モイカ釣りを終了して納竿。やがて北さんを乗せた第八栄福丸が来るのを待った。
午前5時、北さんと合流して仙崎へ瀬替わり。結構磯が混んでいる。船長判断で浦島横に3人で渡礁する事に成った。

・12月11日(日)　クロ釣り
渡礁したが、未だ暗い。夜明を待ってそれぞれ休憩。6時過ぎからボチボチ仕掛けの準備を始め、6時半過ぎからコマセを打ち始めた。
衛藤さんは仙崎での釣りが始めて、私は浦島横に上がったのが始めてなので、3人同時に竿出しは難しいと北さんが釣り座を譲ってくれた。衛藤さんが早く上るといったので先ず本命ポイントに入ってもらった。朝日が正面に有ってまぶしい。

満ち込の残る中で、衛藤さんがクロをポツポツ釣り始めた。その内、足元のサラシに乗せた仕掛けに良型がヒットしてお土産をキープ。9時過ぎに船長が見回りに来たので衛藤さんは先に納竿して帰っていった。お疲れ様でした。

さて私は、左側の釣り座で試し釣りを続けていた。流せる範囲が狭く、中々クロがヒットしなかった。潮の変わり目で潮の抜けが悪くなったらブダイ、バリ（アイゴ）ｘ３連発…で休憩にした。

休憩後、北さんと並んで竿出し。二人でポツリ、ポツリとクロを釣り。船長から干物にするから足の裏サイズでもキープしておいてと頼まれたので、手の平サイズは放流して足の裏以上をキープした。

意外と喰いが浅く、針掛りの浅いことが多かったのでハリはずれか唇切れで良型をバラしすこと数回。仕掛けが太すぎたのだろうか？しかし、頑固な私は仕掛けを変えてもウキを変えてもサイズを落とす事はしなかったのだ。
沖を攻めたり、離れ岩際や足元を攻めたりと、始めての磯での釣りは試行錯誤で楽しいいモノだ。

午後には北風が強くなって釣りづらくなった。2時半に納竿し、北さんと一緒に汚した磯を掃除して一服していたら第八栄福丸が回収に来ました。

久し振りの沖磯釣り、とても楽しかった。次回は型狙いで挑戦しま〜す！

10日夕方から11日未明まで地磯でモイカ釣り
	夕方5時頃の衛藤さん
	満月が沖黒の上に上がり 時合いになってウキに集中
	衛藤さんが釣った今回一番デカイ藻烏賊です
11日5時、仙崎の浦島横に渡礁 仮眠を取る衛藤さんと　横になって夜明けを待つ北さん
仙崎の風景 浦島横から見た、北側と南側の景色
	衛藤さんは良型クロを数匹釣って、見回り便で早上がり しました
	潮止まりに休憩 マズマズの釣果に笑顔の北さんで〜す！
	今回の釣果 大きいのは仙崎沖に逃がしたので、多分泳いでいま〜す（笑） 次回脂が乗った頃釣ってあげるから、それまで待っててね〜!

■今回は、モイカ釣りとクロ釣りの贅沢な遊びを満喫し、おまけに皆既月食まで観察できました。皆様のご協力のお陰で楽しい時間を過ごす事ができました。有り難う御座いました。
また遊んで下さいね！　次回も宜しくお願いします。■

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜